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賢い住宅ローンの組み方は?

2017.01.27

マイホームを購入する際、購入資金を用意するために多くの人が住宅ローンを利用します。住宅ローンは大きな金額の「借金」ですから、賢く計画的に利用しなければ損をしてしまうこともあります。

■まずは資金計画をたてよう

 

理想のマイホームを手に入れるために、住宅ローンの借入限度額いっぱいで予算をたててしまうのは間違いです。資金計画は「いくら借りられるか」ではなく、「いくら返せるか」を基準に考えましょう。

具体的には、月々の家計を見直し「毎月いくら返済にまわせるか」を設定します。この時、教育費やリフォーム資金など将来のための貯蓄にまわすお金も忘れないように計算しましょう。

次にポイントになるのは「いつまでに返せるか」です。

住宅ローンは最長35年間の返済が可能で、返済期間が長ければ長いほど月々の負担は軽くなります。しかし、定年後の年金のみの生活で住宅ローンの返済を続けるのは負担が大きく不安です。

返済期間は「定年の年齢ー現在の年齢」を基準に考えましょう。

「月々の返済可能額」と「返済期間」がわかれば、それぞれの金融機関の金利を適用して借入額が計算できます。

 

■制度を利用して負担を減らそう

 

住宅ローンの賢い利用の方法には、国の制度を利用するという方法もあります。

個人が住宅ローン等を利用してマイホームの新築等をする場合に、一定の要件を満たせば住宅ローンの年末残高の合計金額を等を基本として計算した金額を、所得税から控除する

「住宅借入金等特別控除(通称:住宅ローン控除)」という制度があります。住宅ローン控除は、借入から最長10年の間、原則として住宅ローンの年末残高の1%が控除される制度です。

単純に計算すると、2500万の住宅ローン残高があれば最大25万円が還付されることになります。月々8万円の返済を行っている場合、8万円×12ヶ月=96万円の負担が実質71万円まで減る計算になります。

住宅ローン控除を受けるには初年度に確定申告を行う必要があるので、手続きを忘れないように気をつけましょう。

また、ほとんどの住宅ローンには「繰り上げ返済」のシステムがあります。家計に余裕があるうちに繰り上げ返済を行うことで、返済期間を短縮し利息を含めた総支払額を減らすことができます。繰り上げ返済は早ければ早いほど効果が高いので、若い夫婦であれば出産前の共働きの期間にできるだけ繰り上げ返済することをおすすめしています。

ただし、繰り上げ返済に一生懸命になりすぎて貯蓄ができなくなっては本末転倒なので、あくまでも家計に余裕のある範囲で行うようにしましょう。

 

■まとめ

大きな金額を長期間返済しなければならない住宅ローンはネガティブにとらえられがちですが、上手に利用することで家計の大きな味方になります。そのために一番大切なのは無理のない返済計画をたてることです。

住宅ローンの利用をきっかけに家計を見直して、将来にわたるライフプランを作成しましょう。

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