住宅を購入したいと思った時、一体どのような流れで購入まで至るのかということをしっかりと知っている人は以外と少ないのではないでしょうか?
そこで今回は、分譲住宅を購入するための流れを解説します。事前に流れを理解することで、どのタイミングにどのくらいの時間がかかるかを知り、購入の際に慌てないようにしましょう。
■分譲住宅(建売方式)購入の流れ
まず、分譲住宅を購入する流れは、大きく分けて以下の3つのステップになります。
1.物件探し
2.購入申込・売買契約
3.引渡
簡単にいうと、自分の希望している物件を探して、その物件に申込・契約を入れます。
その後に、残代金を全て支払って物件の引渡を受ける、という流れです。
・物件探し
分譲住宅の場合には、ネットやチラシなどで自ら物件を探すという方法と、不動産会社へ行き物件を紹介してもらうという2つの方法があります。この2つの大きな違いは「仲介手数料」です。
自分で物件を探せば、売主から直接分譲住宅を購入することになるので、仲介手数料はかかりません。
一方、不動産会社に仲介を依頼するときには仲介手数料が発生します。
ただし、仲介手数料が発生する分、不動産会社のもつ多くの物件情報から探すこともできるため、まだどういった物件にするかを決めていないという方にとってはメリットとも言えるのではないでしょうか。
・購入申込・売買契約
物件探しをして、自分の希望している物件が見つかったら申込をします。
申込をすることで、その物件をほかの人に紹介することがなくなるので、物件の確保ができるというわけです。また申込の段階で、住宅ローンや手付金などの資金計画を固めておく必要があります。
そして、申込を行った後に売買契約を締結します。
もし、建物に関して不安があるという方は売買契約の前に「ホームインスペクション(建物診断)」を行うのも良いでしょう。
・引渡
売買契約を締結してから、概ね1~1.5か月以内に物件の引渡をします。
物件の引渡は残代金がすべて入金されたときに行われ、引渡日をもって所有権が購入者の名義になります。引渡を受けてからは自分の物件になるので、いつでも引っ越して良い状況になります。
■まとめ
以上が分譲住宅(建売方式)を購入する流れになります。
実際には、なかなか自分の希望通りの物件が見つからないこともあるので、分譲住宅探しには根気も必要です。ある程度、購入時期を明確にしてから物件探しをすると良いでしょう。