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建築条件付土地とは?

2017.10.31

よく建築条件付土地に関する質問をいただくことがあります。

実際に「建築条件付き土地には、施工方法に条件が付けられているため、自由に住宅を建てることができない」と思われている方が少なくないようです。しかし、この条件とは本当に施工方法についての条件なのでしょうか?

■建築条件付土地とは

実は、建物の施工方法自体に条件が設けられているのではありません。「条件付き」というのは、その土地で家を建てるときに施工するハウスメーカーや工務店が既に定められているということです。

 

建売住宅にすると、完成している住宅を売却するために購入者の好みにより売れ残る可能性があります。そこで、購入者の希望に沿った住宅を提供するために、建築条件付き土地として建売ではないが施工を確保するという販売方法です。

 

■建築条件付き土地のメリット・デメリット

・メリット

建築条件付き土地のメリットとしては、建売住宅に比べて間取りなどを変更したり設備のグレードを高めたりできることです。注文住宅に近い自由度があるので、建売住宅にはないこだわりの住宅を希望する購入者にはメリットがあります。

 

もし、土地購入のための売買契約の業者と建物の建築のための請負契約の業者を別々に締結するのでは、工程別の支払になるため費用の額もつかみにくくなり、資金計画を立てるのが難しくなります。

しかし、建築条件付き土地であれば、一連の流れのなかで進行するため、費用の額が明確になりやすいので資金計画が立てやすくなります。また、メーカーがその土地にあったプランを提示してくれるためイメージが湧きやすく、一般的に注文住宅よりも完成までの期間が短いケースが多いです。

 

すでに完成している建売住宅とは異なり、購入後に建築するため施工中の状態をチェックすることも可能です。

 

・デメリット

あらかじめ施工する会社が指定されているため、施工会社や設計者を自由に選ぶことができません。すでに施工会社や設計者を決定しているような場合には、建築条件付き土地の購入は難しいでしょう。

 

建売住宅よりも自由度が高いとはいえ、注文住宅ほどではありません。いくつかの用意されているプランの中から好みのプランを選択するというケースもあります。

 

■建築条件付き土地を購入する際の注意点

建築条件付き土地の場合は、一定の期間内に指定された施工会社と建築請負契約を結ばなければなりません。建築プランが気に入らなかったとしても、指定された会社以外に施工を依頼することができないのです。

あらかじめ、建築プランについても確認をしてください。

 

一般的に土地購入の契約の完了後に建築工事に移るので、土地代金の支払に住宅ローンを利用していれば、建築工事中にもローンの金利が発生します。金融機関に建築工事中の返済方法などを確認しておくことをおすすめします。

 

■まとめ

これまで、建築条件付き土地の意味やメリット・デメリットについてご紹介してきました。施工の自由度については、注文住宅ほどではないことに注意してください。建売住宅と注文住宅の間くらいだと想定しておけばよいでしょう。

 

注文住宅よりも時間をかけずに理想に近い家を建てることができるため、建売住宅だと自由がないと思われている方などにおすすめです。

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