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鉄骨と木造の違いって何?

2017.11.07

家を建てるときには、鉄骨造、木造など、様々な建築方法が提供されています。ところで、鉄骨造と木造はそれぞれ大きな特徴をもっていますが、どういった特徴を持っているかご存知でしょうか?

今回はそれぞれの特徴についてお伝えしますので、住宅を決める際の参考にしてみてくださいね。

■鉄骨と木造の特徴

まず、鉄骨造には、いくつかの種類があります。

「軽量鉄骨」は比較的一般の住宅にも利用されることが多く、鉄骨造のなかでも軽い鉄骨を使用した壁のない構造になり、壁の部分に筋交いを使用します。

 

次に「重量鉄骨」とは、柱や梁に重量のある鉄骨を使用した壁のない構造です。

一般的に小さなマンションなどに利用されるのですが、重量を支える基礎部分の工事などに費用を要するため軽量鉄骨に比べると建築費が高くつきます。

 

「鉄筋コンクリート構造」とは、コンクリートの中に鉄筋を入れた構造になります。

圧縮する力に強いコンクリートと引っ張る力に強い鉄筋を組み合わせた頑丈な構造で、一般的なマンションに利用されますが建築費は高額になります。

 

 

次に「木造」ですが、木造は、基礎と土台、柱と梁で屋根を支える構造になります。

主要構造部分が木造になるため鉄骨造に比べると費用が安いので、一般的な住宅の場合、ほとんどが木造住宅になります。

安いからといって鉄骨に劣っているかと言うと、そういうわけではありません。たとえば結露などについては鉄骨は外気の影響をうけやすいことから発生しやすくなってしまいますが、木造であれば木自体が結露を防ぐ性能に優れているため、住宅も結露に強くなります。

最初に述べた通り土台と柱、梁で支えていることから、その構造さえしっかりしていればその他の部分では自由にしやすいという特徴もあります。

 

 

■鉄骨のメリット・デメリット

 

・鉄骨のメリット

鉄骨造は、鉄を使用するため、木造に比べると耐震性能が高いので地震に強く、耐火性能も高いので火災にも強いのです。また、劣化にも強いため、売却時にも木造よりも高く売却することができます。

 

・鉄骨のデメリット

鉄骨造の場合、重量があるため地盤が弱ければ、木造よりも念入りな地盤改良による基礎工事が必要になります。また、主要構造部分に鉄を使用するため、リフォームなどの自由度は低くなるでしょう。建築費用も木造より高いといえます。

 

 

■木造住宅のメリット・デメリット

 

・木造住宅のメリット

主要構造部に木を使用するため建築費用を安くおさえることができます。重量が軽いので基礎工事も鉄骨造に比べると簡易的な工事ですみます。また、木造のため、主要な柱を除けば建築後のリフォームも思いのままです。

鉄骨で耐震性能、耐火性能が高いと申し上げましたが木造が弱いかと言いますと、決してそんなことはありません。

木材は表面が炭化した場合、内側は燃えにくくなるという特徴があるため火災時にも強度を維持することができます。

耐震性能に関しても建物自体の自重が鉄骨などに比べて軽いことから揺れにくい構造になっており、さらに木は強度と同時に柔軟性を持っているため地震に強い構造となっています。

 

・木造住宅のデメリット

鉄骨造に比べると、耐震性能や耐火性能の面で劣ります。雨水による腐食やシロアリの被害により耐久性も弱いといえるでしょう。また、木造の場合は、鉄骨のように製品の品質が一定ではなく、ばらつきがあるケースがあります。

 

 

■まとめ

 

鉄骨造と木造の特徴やメリット・デメリットについてご紹介しました。それぞれの特徴をつかむことで、建築する目的物に応じてメリットのある構造を選択することがポイントになります。

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