家を買う予算は、頭金をいくら用意し、残りいくら住宅ローンから借りるのかで決まります。
ただ、頭金をいくら用意すれば良いのか、家を買ったことがない人ならわからなくて当然です。
ここでは、頭金の目安と重要性をご説明します。
■頭金の目安
住宅を購入する際は、頭金が多いほど、住宅ローンで借り入れる額が減るため、なるべく頭金を用意してから家を買うのがおすすめです。
・頭金に決まった金額はない
なるべくとお伝えをしましたが、頭金に絶対このくらいは用意しなければならない、という基準はありません。
人によって収入も違えば貯金も違います。頭金であれ、住宅ローンであれ、お金さえ用意できれば、家を買うことはできるのです。
・頭金が多ければ多いほど家計にゆとりができる
極端な話、予算3,000万円で家を買うとき、頭金が1,500万円あれば、頭金ゼロの場合に比べて月々の返済額は半分で済みます。返済期間が30年だとしたら、頭金があれば毎月4万円、頭金ゼロだと毎月8万円返済する必要があるのです。
人生は、いつ何が起きるかわかりません。何があっても対応できるように、頭金を用意し、家計にゆとりをもたせることが大切です。絶対的な基準はありませんが、目安として購入額の3割を頭金で用意できると、返済はずいぶん楽になるでしょう。
■頭金ゼロで買う時の注意点
頭金ゼロで家を買うとき、どういう点に気をつければ良いのか、お伝えしていきます。
・頭金を入れないぶん住宅購入の予算を抑える
頭金ゼロの場合は、全額ローンを組んでも無理なく返済できるように、予算を抑えましょう。
頭金がないと、住宅購入費用のすべてを借金することになります。頭金がある場合に比べて、毎月の返済は大変です。もし返済ができなくなったら、家を手放さなければならなくなってしまいます。
・頭金がある場合より金利が高いことも頭のすみに置いておこう
頭金ゼロだと、ローンによっては、頭金がある場合より金利が高い場合もあります。
住宅ローンの金利は低いですが、借りる金額が大きいので、ほんの少しの違いが最終的な返済総額を大きく左右するのです。頭金ゼロの場合は、なるべく短期間で返済ができるように、積極的に貯金をして繰り上げ返済するようにしましょう。
■まとめ
頭金がない場合、借入額が大きくなるため毎月の返済が大変です。
月々の返済がぎりぎりだと、なにかあったときに対応できないので、できれば頭金を用意しましょう。もし、頭金ゼロで家を買うなら、予算を抑えてできるだけ貯金し、繰り上げ返済をするのがおすすめです。