住宅の購入は高価な買い物です。
そんな高価な買い物だからこそ、出来る限り費用を減らしたいと思われるのは当たり前のことではないでしょうか。
そんな時に知っておきたいのがすまい給付金です。
「すまい給付金」の申請をすると、消費税が8%の場合最大30万円、消費税が10%の場合最大50万円をもらうことができます。
ただし、自分で仕組みを理解し、申請をしなければ補助金を受け取ることができません。
今回はそんな、すまい給付金について、説明していきます。
■すまい給付金とは
消費税があがれば、当然家も高くなります。
しかし、消費増税はなかなか収入アップにつながりません。そこで、消費増税の負担を軽くし、もっと多くの人が家を買いやすくなるようにと用意されたのが、すまい給付金なのです。
■すまい給付金の対象者
すまい給付金を受け取るための条件は、3つあります。
・自分名義で家を購入している(登記上の持ち主)
・購入した家に住んでいる(投資などでなく、居住のための住宅購入)
・収入が一定以下である(消費税8%なら510万円以下、10%なら775万円以下)
以上の条件を満たしていない場合、申請しても給付金はもらえません。
■給付対象となる住宅の要件
また、すまい給付金をもらうには、購入する住宅も一定の条件を満たしている必要があります。ただ、住宅ローンを使うかどうか、新築か中古か、他にも年収などによって細かい条件は違うので、基本的なものだけ説明しましょう。
必要となる住宅の要件は、
・床面積が50㎡以上あること
・第三者機関の検査を受けていること
などです。
■実施期間
すまい給付金は、消費増税の負担を軽くするためにつくられた制度となります。
そのため、消費税が8%に上がった平成26年4月から、住宅ローン減税の終了期間である平成33年12月までが実施期間です。
期間中に家の引き渡しが行われ、実際に住み始めた人だけが給付金を利用できます。なお、申請できるのは、家の引き渡しから1年3ヶ月以内です。
■申請方法
申請方法は、「窓口での直接申し込み」「必要書類の郵送」の2種類があります。
すまい給付金事務局に、必要書類を提出しましょう。全国のサポートセンターや公式ホームページ、電話相談もできるので、わからないことは事前に確認するのがおすすめです。
基本的には自分で申請しますが、別途手続きをすれば住宅業者による代行もできます。
■まとめ
すまい給付金は、消費増税の負担を軽減するための補助制度です。
ただ、給付金を受け取るためには条件があり、手続きも必要となります。期間限定の補助金制度なので、利用できる人は、ぜひ利用しましょう。